セキュリティタイム 2023年12月(vol.544)記事

殉職は経営者の最大の不祥事である

令和5年11月2日、東京都内において「全国警備業殉職者慰霊祭」が挙行されました。

 警備業は、国民の安全、安心を守る生活安全産業として、国民生活に深く根ざし着実に発展を続けて参りました。

しかし、警備業がさらに発展を続けるためには、警備業務に従事中、不慮の事故や自然災害等によって志半ばで職に殉じた警備員の方々の尊い命が失われた事実を片時も忘れることなく、とりわけ経営者は、「殉職は経営者の最大の不祥事である」との認識をもって防止対策の徹底を図る事も大切だと思います。

弊社でも、2018年7月の「西日本豪雨災害」の際、警備活動中の10名が河川氾濫による濁流に流され2名が殉職する事案がありました。

今回の慰霊祭では2名の殉職者に対する「追悼の辞」を述べましたが、その概要を掲載しましたので一読いただければ幸いです。

□ セキュリティタイム 2023年12月(vol.544)記事

紙面スペースの関係上、要約した文章での掲載となりました。

ここにあらためて全文を公開いたします。

全国警備業殉職者慰霊祭殉職警備員等関係者代表追悼の辞(全文)

平成30年7月6日 国土交通省より表彰を受けました。

受賞者一覧

表彰者
氏名入社年月日被災時年齢取得免許
辻村茂  隊長2001/5/263交通誘導1級殉職
浅越克正 隊員2004/5/167殉職
益田守啓 隊員2012/9/236交通誘導2級,雑2級在職
武政孝志 隊員1999/9/239交通誘導1級,雑踏2級,列車見張員在職
西谷大吾 隊員2009/2/237交2級在職
河本謙二 隊員2012/5/355交2級在職
桐田清貴 隊員2008/8/740交通誘導1級,雑踏2級在職
井口裕二 隊員2012/10/236交通誘導1級在職
矢田勝次 隊員2016/9/138交通誘導2級在職
喜多マモル隊員2015/11/1932在職
表彰者

平成30年12月1日に掲載された警備保障タイムズ記事より -表彰 平成30年豪雨対応で尽力ー

平成30年11月19日 山陽新聞掲載の記事より ー検証 豪雨災害ー